榮太棲×獺祭の和菓子屋が作った甘酒とは? 

春の暖かさに、ぴったりの甘酒を考えてみる

「甘酒が好き」という意見の好きは一絡げにすることはできない。風味が好きな層もいれば、舌触りを楽しむことが好きな層もいるからだ。今では単純に美容効果を目的としている層も増えている。

 

久しぶりに行ったマミーマートのレジ前には甘酒コーナーがあり、そこでみつけた榮太棲本舗の甘酒をうっかり衝動買いしてしまったので、調べてみた。

 

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榮太樓 和菓子屋のあま酒 榮太樓×獺祭 770g

 

都内をみても、かなりの数の居酒屋でおかれている人気の日本酒 「純米大吟醸 獺祭」の酒粕を使用しているという。榮太棲×獺祭のコラボが売りのようだ。

770g 1,080円だった。

 

この榮太棲本舗の甘酒は、風味は上品で、落ち着きがあり、マットな半透明な瓶とパッケージから抱くイメージを裏切らない。商品説明に豊な甘みとコクと書いてあったが、私はそれほど、これらの印象を強く受けなかった。それよりも、「口当たりなめらか」であることや香りの方を重視している方が納得しやすい。

 

私は最近のコンビニで見かける甘酒は、とにかく酒粕の存在がどこかへ飛んでしまって、甘酒風味ウォーターになってしまっていると感じているから、やはり、こういった770mlで1000円以上払っても、しっかりした作りのものは満足させてくれる。

私は冬には舌触りがいくら重くてもいいと思う。酒粕のあの、ひっかかる舌触りはどこか、モヘアや羽毛といった冬の防寒を感じさせるし、季節にあっている。夏に飲むときは、少し薄めるとか、工夫がいる。

 

そういったことを考えると、暖かくなるこの季節には、少し舌触り軽く、のみやすい、甘酒もいいのかもしれない。きっと、桜餅や御手洗団子といった、重ための春和菓子にも相性がいいだろう。