ミニマリストについて考える。オススメの7つの映画

ミニマリストについて考える。オススメの7つの映画

映画作品の中に見る、ミニマリストマインド。

ドキュメンタリーから劇映画まで、ミニマリストについて考える上で参考になりそうな要素を持つ作品を10ピックアップ。

 

 

ファイトクラブ

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不眠症に悩む冴えない自動車のリコール調査員である主人公。

自宅は、カタログを眺めこだわり抜いたものが揃えられた自分の住む高級アパート。

しかし、出張から戻るとガス爆発で全部吹き飛び、管理人に一言こう言われる。

「部屋には何も残っていません。」

 そして、その後ファイトクラブのメンバーとして関わることになる、タイラーという人物にこう言われる。

「お前はものに支配されている。」

「すべてを失ってはじめて、やりたいことをする自由を手に入れられる。」

 


ファイト・クラブ (Fight Club)

 

お買い物中毒なわたし!

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園芸雑誌社で働きながら、ファッションエディターを目指している買い物中毒の主人公は、クレジットカード12枚を使いまくったのち、1万ドル近く借金!そのまま失業することに。しかし、ひょんな行き違いから金融雑誌でお金の使い方のアドバイザーになる。

 

一見ミニマリストとは反対に思えるが、

ものをたくさん持ちたいと思う人間を観察することで、ミニマルな思考とはどんなものかを改めて考えられる。

コメディ要素が強いので、難しく考えられずにみられるところがいい。

 


映画『お買いもの中毒な私!』予告編

 

お買いもの中毒な私!(吹替版)
 

 

レオン

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こちらも大変有名な作品。

レオンの暮らし方や生き方を見ると、ミニマリストマインドを感じられるだろう。

必要なものだけを揃えたアパート。服の選び方。買い物の仕方。だが、生活自体は薄暗く味気なさとは無縁で、観葉植物を1つだけ大事に育てていたり、ブタさんの鍋つかみを持っていたり、ミュージカル映画を見にいったりしている。

チルダと共に、アパートをさる時も、2人は本当にいるものだけを手にしている。

その姿からは美しささえ感じられる。

 

www.youtube.com

レオン 完全版 (字幕版)

レオン 完全版 (字幕版)

 

 

幸せがおカネで買えるワケ

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これは設定が大変ユニークな作品。

身の回りの商品すべての販売促進のため高級住宅街に引っ越してきたニセ家族が住民にまんまと物欲と虚栄心を掻き立てるさまとその顛末を描いたロマンティック・コメディ。

これはものに支配されている、現代の物質主義、資本主義社会を皮肉っている作品。

タイトルからラブコメディ的なテンションは確かにあるけれど、割とシリアス目な内容と展開である。

 


幸せがおカネで買えるワケ - 予告編

 

 

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ザ・ミニマリズム

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物質的な豊かさが幸せをもたらすというアメリカ的な考え方を拒否し、シンプルな暮らしを実践する複数の活動家やミニマリストたちの考えを知ることができる、真に大切なものとは何かを問うドキュメンタリー。

小さい家で暮らしている人や、3ヶ月33のファッションアイテムだけで過ごす実験を広めている人がいたりと学ぶことが多かった。

 

 

filmarks.com

 

365日のシンプルライフ

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 フィンランドの作品。1人の青年がモノと人生について考え直すまでのドキュメンタリー映画

 ルールは、まず自分の荷物をすべて倉庫に預けて、それ以来何も買わず、毎日1つだけ倉庫から部屋に持ち帰り、これを1年間続けること。

ドキュメンタリーではあるが、このルールがあることと、主人公が監督・脚本もしていることもあり、程よく演出されていて見やすい。

 


映画『365日のシンプルライフ』予告編

 

 

 

 

 

ホームレスニューヨークと寝た男

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ニューヨークでスタイリッシュにホームレスをしているという男性の密着ドキュメンタリー。

元モデルでいまは主にファッションフォトグラファーをしている。家はなく、不法侵入しているアパートの屋上が彼の家。ホームセンターで防水シートを使って雨を凌ぎ、持ち物はすべて会員制ジムのロッカーにある。この生活を彼は5.6年続けている。

しかし、本人はいわゆる、持ち物や家を捨てて充足感に溢れてます!といった一筋縄ではいかないミニマリズムであるところが、みどころと言える。

 

filmarks.com

 

終わりに

以上がミニマリストを考える時にオススメの7つの映画でした!

ミニマリズムが一絡げにできないように、今回取り上げた映画以外にもまだまだミニマリズムは潜んでいるはずです。例えばミニマリズムがもたらす開放感と清々しさは、逃避行や旅行のストーリーにも共通するところがあるでしょう。今まで見てきた映画の中にそういった切り口を持って観てみるのも面白いかもしれません。