代官山シアターギルドで新しい映画体験/Filmarks特殊上映会

シアターギルドとは?

 

4DXの登場や、上映中に声を出せる応援上映、シネマシティ の爆音上映、など、映画館をとりまくサービスは進化し続けています。

最近では、今年7月に池袋に新たにオープンしたグランドシネマサンシャインは、IMAXの最高峰、IMAXレーザーGTテクノロジーを完備したことで話題になった。

 

しかし、今回紹介するのは昨今の迫力あるサウンドや映像が売りというよりも、映画館をほどよすダウンサイジングさせつつ、最新テクノロジーとアットホームさあふれる新しい映画サービス。

代官山はじめとして都内随時オープンを予定している次世代映画館「シアターギルド」の上映会へ行ってきたので感想をご紹介します!

 

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シアターギルドHPより

 

“次世代映画館”と呼ばれている理由

 

  1. オープンスピーカーなしの、サイレントシアターである
  2. 鑑賞者は、独自開発ワイヤレスヘッドホンをつけることにより、独特の没入感や、個別の音響ボリューム調整が可能
  3. スピーカーで音を出さないサイレント上映環境を実現することにより、防音/遮音設備が不要

 

といった感じです。

他にも、ニューロマーケティング という、映像を鑑賞者に観てもらうだけで、表情や脳波、体温などのニューロデータが可視化される最先端テクノジーが常設されている。

これは、試写会などで鑑賞者の表情、脳波、性別、世代のデータを記録して、

マーケティング戦略作品のブラッシュアップへの活用が期待されています。

 

シアターギルドは、サブスクリプション型の会員制を予定しており、

映画館を利用するには、会員になる必要があります。

ネットでもNetflixやHuluなど、月額制ストリーミングが主流になっている今、

街の映画館の新しいカタチとして、こんなのあっても面白いなという印象を受けました。

 

場所

 

 

映画館の場所は、代官山駅入り口交差点を渡ってすぐ徒歩2分程ところ。

私は渋谷駅から歩いて行ったのですが、それでも20分少し。

 

代官山、中目黒あたりは、ハイファッション&ハイカルチャーのひしめきあう

スタイリッシュなエリア。

 

代官山蔦屋書店では、オールカルチャーつまみ食いできるし、映画本もいっぱいあって、レンタルもできる...

 

 

しかし、さて「映画館いこ!」となると、

渋谷へ行くか、恵比寿ガーデンプレイスのガーデンシネマまでいくしかない。

 

エリア的に、クリエイティブ系の仕事をしている人や、アーティストなども多くいるだろうし、寄り道感覚で映画を楽しめるとしたら、痒いところに手が届く気がしました。

 

シアターギルドの映画体験

入り口

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サンローゼ代官山1Fテナント、代官山で靴を脱いでカジュアルにリラックス

 

それでは映画体験レビューにうつります!

まだオープン前のため館内は、撮影NGでしたので、急遽描いたスケッチなどを交えて綴ります。

 

 

試写作品はこれ

今回の特殊上映会での作品は、2019年2月22日に日本で劇場公開した、

THE GUILTY ギルティ」(2018年製作/88分/G/デンマーク)

guilty-movie.jp

 

 電話からの声と音だけで誘拐事件を解決するという、シンプルながらも予測不可能な展開で注目され、第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど話題を呼んだデンマーク製の異色サスペンス。

 

この作品のキャッチコピーが、

 

「犯人は音の中に潜んでいる。」

「事件解決のカギは電話の声だけ。88分、試されるのはあなたの<想像力>」

 

であるように、映画の「音」がかなり重要ポイントです。

 

主人公は緊急通報司令室のオペレーターであるため、劇中彼はほとんどヘッドセットをつけています。そのため、今回の上映会ではスクリーンの内でも外でも類似した音声体験ができました。

 

 中はこんな感じだった

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1人がけの他にソファ席や、テーブル席もありました

 

客席はまるで

よく、カフェなんかで、プロジェクターで壁に映画を投影してるとこありますよね?

会場はまさにそのカフェのようだけれど、

ただ、お客さんがみんなガッツリ映画だけ見てるイメージです。

椅子はクッション仕様のもので、中にはイームズル・コルビジェなど

デザイナーチェアもあったりと、なかなか豪華。

 

ヘッドホン鑑賞はキツイ?

スタッフさんが上映前に使い方を説明してくれました。

特に難しくなくスイッチ入れるだけでした。

私は、ヘッドホンをつけると、耳がすぐ痛くなってしまうたちなので、

上映前は絶対痛くなって途中外すだろうな.......と半ば諦めモードでした。

でも、上映88分間、全く不快に思いませんでした!

音量調節も右耳側のダイヤルでできるし、さすがテクノロジーに敏感な映画館だけあって、独自開発のワイヤレスヘッドホンもかなりハイスペックな感じです。

後ろのカウンターに、30個くらい並んでいたけれど、これ一体1ついくらなのか?

気になります。上映後はこれをカウンターに返却しておしまい!

 

カフェ・ギャラリースペースあり

入ってすぐ左手にカウンターがあり、ドリンクなどが買えるようでした。

投影スペースの横にはギャラリーコーナーがあって、ここで展示会なども行えるようになっていました。

既存の映画館が、「観たら、出てどこかで話そう」となるところを、「ちょっとこのまま席に座って話そうよ」とすることも可能だと思いました。

シネコンなどでは、上映後一緒に見た友人と感想を話してたくても、清掃スタッフに追い払われるように、館内を後にする、なんてことある人には嬉しいかも...

 

以上が体験した感想のまとめです、また情報解禁されて金額などわかり次第また行ってみたいですね。ありがとうございました。

 

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